【古民家リトリート】新米と旬の野菜で収穫の喜びを感じる秋のリトリート
今年の夏は、猛暑に水不足、豪雨や竜巻と気候のエネルギーのアップダウンが激しかったですね。
そんなエネルギーの乱れも少し落ち着き、秋らしい過ごしやすい穏やかな気候となってきた時期に合わせて、久しぶりに古民家リトリートを開催しました。
リトリートって何?
リトリートとは、日常生活から一時的に離れ、静かな場所で心身をリフレッシュするための活動のことです。
忙しくストレスフルな日常を繰り返していると、こんな状態に陥ることはありませんか?
・心身がリラックスできない
・自分に向き合う時間がない
・外からの情報に頼ってしまいがち
こんな時、自分自身を日常から物理的に引き離し、非日常的な場所でゆったりと過ごすことで外部の刺激から自分を解き放ち、心の平穏を促すことがリトリートの目的です。
落ち着きを取り戻した心身の状態になることで、集中力を高め、狭まっていた視野を解放し、内面的な成長や気付きを得る効果があります。
リトリートの3つの時間
私の企画するリトリートでは、3つの時間を設けています。
①セットアップ:
毎回ワンテーマでワークショップを開催し、後のフォーカスタイムで自分に向き合うためのマインドのセットアップを行います。書き出しワークやペアワークもあります。
②リラックス:
ランチタイムは、調理するところから始めます。その時々に集まったメンバーで食事の準備をする協同時間もまた、日常とは異なる体験となります。
食後は、デザートとお茶をお供にお喋りしたりお昼寝したりと、各自リラックスタイム。
③フォーカス:
午後は、自分の内側に静かに語りかける時間。
前半は問いかけと書き出し作業を各自で、後半はシェアタイムを設け、お互いの話に耳を傾け合い、認め励まし合う時間を過ごします。(※今回はリフレクションタイムに変更)
リトリートの会場
リトリートで使わせていただいている場所は、古き良き築130年の古民家。

ワークショップ常連Sさんのご実家です。いつもご協力ありがとうございます!
お邪魔するは夏至以来。
このソファーのある部屋は畳の間でしたが、板張りにリノベされていました。

畳から板の間になった空間にはゆったりとしたソファが置かれ、低めの天井が空間に安心感をもたらしています。
梁や柱の経年変化の色合いを眺めていると、心に静寂が訪れるような気分になります。
縁側の向こう側から差し込む光の具合も優しく、心地よい空間です。

板の間が繋がり開放的な1階。ここでワークを行ったりランチタイムを過ごしたりします。
セットアップ(ワークショップ)
今回のセットアップテーマは「夢の臨場感をつくるイメージングワーク」。
夢や理想を叶えた世界を”体感”するための入り口に立っていただきました。
どんな未来を描きたいかを言語化する以上に大事なことは「体感」すること!
その体感を得るためには、心身をリラックスさせることがとっても大事なんです。
リトリートでは「五感を解放」し、「リラックス」することがテーマとなりますが、私たちは日頃、案外リラックスできていなかったりします。
深呼吸をしてみると、思ったより息が吸えない、ということに気づく方もいるかもしれません。
深呼吸に始まり、小さなワークをいくつか行い、それぞれ感じたことをシェアし合いました。
リラックス(ランチアクティビティ)
毎回好評いただいているランチアクティビティ。
今回は、炊きたての新米と、せいろによる蒸し野菜ランチです。
Sさんからご提案いただき、道具などもご準備いただきました。
野菜を切り、せいろに並べ、味噌汁を作るところから、皆で一緒に作業します。

季節の野菜をせいろ蒸しにします。

野菜を切り、せいろに並べていきます。ここにしゅうまいも加えるので、ボリュームたっぷり。

せいろを2段にして4人分を一度に作ります。蒸し時間の目安は8分。その間に味噌汁を準備します。

蒸し上がりの湯気がモクモクと部屋中に広がります!ちなみに、せいろ一式は無印良品で揃えたそうです。

1人前ずつお盆にセットし、せいろ蒸しランチセットの完成。ごまだれとポン酢でいただきます。野菜本来の旨味を味わえます。

新米はとても瑞々しく、噛みしめるほどに甘みが口の中に広がります。

食後のデザートはSさん手作りのティラミスとマドレーヌ。チョコやキャンディの差し入れも添えさせていただきました。(皆様ありがとうございます!)
フォーカス(リフレクション)
食後はデザートをいただきながら、それぞれの「振り返り」をシェアし合いました。
(想定外の事態があったため、今回はフォーカス時間の内容を一部変更しました。)
それにしても、テーブルからの眺めはこんな感じです。とても開放的。
お昼ごろから雨が降り始めましたが、その音もとても心地よく感じられました。

古民家カフェのような落ち着く空間です。

リラックスした雰囲気の中で、ひとりひとりがご自身の振り返りたいことを語っていきます。
リトリートのフォーカスタイムでは、ひとりひとりが「話し切る」時間をつくっています。
※自由で楽しいお喋り時間はランチ時に設けています。
着地点のない自由なお喋りは「投げられたボールを受け取り、それを返す」ことと似ています。
自分の話の途中で別のボールが飛んでくると、それを返すことに気を取られ、本来自分が話したかったこととは逸れていく可能性も潜んでいます。
ひとりが話し切り、その後に質問や感想を伝えるというスタイルにすることで、自分が話したいテーマに集中できるよう配慮しています。
参加者様の声
アンケートより抜粋してご紹介します。
・ぼんやりとしていた未来を、ハッキリとさせていく体験をさせて頂きました。 まずは行動すること。そしてそれを楽しみながらすること。その通りだと思います。
・これまでのこと、そしてこれからのことを共有していくこの時間が好きです。
・素敵なリノベ古民家でのリトリート、 とってもリフレッシュ出来ました。
・諦めそうなことも、ヒントを頂いたり、励ましなどでなんとかなりそうな気がします。
・いつも、とても楽しく過ごさせていただいています。
いつも参加してくださる皆様に心から感謝です。この度はご参加いただき、誠にありがとうございました。
定期的なリトリートとリフレクション
慌ただしく日常を過ごしていると、思考や感情に反応することに偏り、本来の自分を見失いがちです。
リトリートでリラックスできる自然や非日常空間に身を置き、五感や体感に意識を向ける。
「今ここ」に身を置く。
ただそこに居ると気付くだけで、自分を大切にするきっかけにできるはずです。
そんな定期的な自己メンテナンスにリトリートがとても良いと感じています。
リトリートは物理的な移動を伴うのでハードルが高い…と感じる方には、毎月オンラインで気軽に1カ月を振り返る月イチリフレクションタイム「未来の足あと部」も開催しております。
「自分を定点観測する」時間は一人ではなかなか持てません。(面倒くさいですよね~)
でも、仲間がいると、誰かの話が自分の気付きに繋がり、自分の話も聞いてもらえます。
詳細はこちらからご確認ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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