小学生の夏休み時間をサポートする3つの「見える化」
小学校時代の夏休みは、人生で一度しかない宝物みたいな時間。
そして、私たち親にとっても、
小学生である子供と過ごせる一生に一度しか体験できない時間。
その時間をより有意義に過ごすにはどうすればいいでしょうか。
小学校4年生の長女の夏休みが始まりました。
もう10歳ですし、自立の意味も含め宿題や日中の過ごし方など、
親としてはあまり小うるさく言いたくはありません。
かといって、完全に任せきりではやはり心配。
そこで、我が家では子供が夏休みという時間を自分でコントロールしやすく、
親もやきもきせずに済むために3つのことを「見える化」しています。
本日はそれをご紹介します。
なぜ見える化が必要なの?
私たち大人は普段から手帳やリマインダーを使ったりして、
自分の持ち時間を管理していますよね。
ですが、小学生の場合は時間割が決まっておりそれに合わせて行動する日常。
自分でスケジュールを組み立てたり
計画をアレンジするということをなかなか経験できません。
(あるとすれば、漢字ドリル・計算ドリルの提出日に合わせて
勉強を進めることぐらいでしょうか)
夏休みは普段できないような体験をしてほしいと思っています。
それは、勉強や自由研究だけでなく、
行ったことのない場所へ行ってみるとか
じっくり時間をかけて何かに取り組むとか
時には、思い切りダラダラしたり好きなことだけをして過ごす日を作ってみたり…
そんな風に、手持ちの時間をどう使うかを考えて、
様々な時間の使い方を学ぶ機会にできるのではないでしょうか。
もちろん、宿題という「やるべきこと」もあります。
それをこなしながら「やりたいこと」もやっていく、
そのために見える化することはこの3つです。
- やりたいことの見える化
- 夏休みの持ち時間の見える化
- 宿題の進み具合の見える化
ひとつずつご紹介します。
やりたいことの見える化
せっかく時間のある夏休み。
まずは「やりたいこと」を紙に書き出してもらいます。
叶うかどうかは一旦脇に置いといてね。
なぜなら、これは自分の願望を頭から出す練習だから!
どうせ無理だし…と最初から制限をかけてしまうと、
自分自身の行動の幅が狭くなってしまいます。
まずはやってみたいことを書いてね、と子供達には伝えます。
これは大人にも言えることです。
やりたいことがいろいろあるように思っていても、
いざ時間ができるとふと何をやろうかと悩んでしまうことはありませんか?
やってみたいこと、行ってみたい場所、会いたい人、等々…
これらを普段から明確にしておくと、常にアンテナが立つようになり、
情報をキャッチしたり時間を見つけたときにすぐに行動に移すことができます。
でも、
それらを頭の中に入れっぱなしだと、いざというときに見つけられなかったり、
そもそも何だったか思い出せなくなってしまいます。
だから、頭の中から出して「見える化」しておきます。
親側からしても、子供がどんなことをしたいのかを知ることで
夏休みの計画も立てやすくなるのではないでしょうか。
ネットで検索してみたところ、
「夏休みにやりたい10のこと」というフォーマットを
提供しているサイトを見つけたので活用させていただきました。
早速、小4長女、保育園年長次女、そしてママ(私)で書いてみることに。
(夫にも渡しましたが、子供がやりたいことをやれればいいから、
自分自身のやりたいことは特にないんだって。願うだけならタダなのにね~w)
ざっと、こんな感じでなんとか10個書き出しました。
例えば、長女のやりたいことはこんな感じ。
イベント列車で友達とお出かけをする
プールでクロールができるようになる
海岸で翡翠探しをする
気球に乗る
一人でパンケーキをつくる
気球はちょっと難しいかも~^^;
でも「いつかできるように」私が調べておくことはできそうです。
それ以外は夏休み中に叶えられそうな内容ですね!
「一日何もしないでダラダラする」みたいな項目があってもいいなーと
個人的には思いましたが、ひとまずこれで行くとしましょう。
ちなみに私のやりたいことリストは
「子供とやりたいこと」「私自身がやりたいこと」の2種類合わせて10個です。
自分ひとりでやってみたいことは、なかなか出てこなかった…(汗)
普段からやりたいことは何なのかを考えることも訓練ですね~
心の片付け読書会でご一緒させてもらっている
愛知在住のライフオーガナイザー®河口美果さんにシェアしたところ、
早速、娘ちゃんとリストを書いてみたそうです^^
その様子を書いたブログ記事はこちら♪
(娘ちゃんのやりたいことの泉がすごい!笑)
夏休みの持ち時間の見える化
やりたいことが見えたところでお次は
「夏休みのスケジュール表」の作成です。
こんな風にエクセルで作成してみました。
スケジュール表は、一日を午前・午後・夕方の3つに分けています。
夕方を組み込んだのは、夏休み中は日も長く、
花火などの夜のイベントもあるのでお楽しみタイムを
作りやすいかなと思ったからです。
特に平日お仕事をされている親御さんにとっては、
夏休みを意識するのってなかなか難しいですよね。
昼間は家や児童クラブで過ごしていたとしても、
夕方~夜に花火大会に出かけたり
家のお庭にアウトドアチェアを出して涼んだり
蛍や星を見に行く、といった
ちょっと普段とは違う時間作りができると思います。
また、習い事(我が家の場合はダンス)が入っている日もあるので、
例えばその日はプールなど体が疲れることは避けるといったことを
考える手助けにもなります。
スケジュール表への書き込みは次の3ステップで。
-
- 既に決まっている予定を書き込む
- 子供に影響しそうな親の予定を小さく書き込む
- やりたいことリストに書いたことを実行する日を決める
まずは、習い事の日やイベントのある日、
いとこが遊びに来る日など「既に決まっている予定」を書き込みます。
お好みで(特に右脳優位な方におススメ)
項目別に色を分けて書くとすぐに何の予定かが分かりやすいし、
スケジュール表がカラフルになって気持ちもちょっとアガります♪
次に、親の予定も書き込みます。
書き込むのは「子供と予定を考えるにあたって影響が出そうな自分の予定」です。
あくまでメインは子供なので、小さく書き込んだり印をつける程度でOK。
少なくとも、この日は家にいない・いる、といったことが分かれば、
子供が一人で何かをする日、家族または親子で何かをする日、といった風に
予定を決めやすくなります。
そして最後は、
やりたいことリストに書き込んだことが夏休みのどこでできそうかを考えます。
実はこれが一番大事な作業!
やりたいことが、子供一人でいつでもできそうなことならいいのですが、
家族で休みが合った時にしかできないこともありますし、
我が家の場合は保育園に通う次女がいない時間にこそしたいこともあったりします。
書き込んでみると、意外と週末に習い事とイベントが盛り沢山。
家族で出かけられる日がかなり限られていることが分かりました。
この日だったらこれができそう、ということがあらかじめ分かっていると
それに向けて下調べや準備なども進められてその日を逃すことがありません。
例えば、長女のやりたいことリストにあった「海岸で翡翠探し」は、
休日の早朝に行きたいのですが、日中予定があるとちょっとハードになってしまいます。
条件に合った日を探すと…なんと夏休み前半には1日しかありませんでした。
というわけで、この日に即決定。
天候などで予定が変わってしまうこともあるかもしれませんが、
予め決まっていればこの日の日中にうっかり予定を入れてしまうことはなくなります。
そんな風にして、やりたいことをスケジュール表に日程を決めて組み込んでおくと
実現しやすくなります。
子供だけでなく、大人の皆さんにも言いたい。
「やりたいことは、先にスケジュールに書き込むべし!」
2022年夏休みのスケジュール表です。
良かったらご自由にダウンロードしてご活用ください^^
宿題の進み具合の見える化
さあ、最後は気になる宿題の見える化です。
ポイントは2つ。
- 宿題の全体量を数字に置き換える
- 終わらせたい日を決める
この二つを見える化すると、
いつまでに
どれくらい(宿題を)進めると
どれだけ余裕がある(ない)か ←これがポイント
が分かります。
それがこちら。
バーンダウンチャートを利用した「宿題進捗表」です。
長くなりそうなので、具体的な作り方は次の記事でお伝えしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました^^
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