非日常空間で五感を解放し自分と向き合う「古民家リトリート」開催レポ
リノベーションされた築130年の古民家にて、リトリートを体感するイベントを開催しました。
こちらは、月に一度オンラインで開催している「月イチ振り返り会」のメンバー様向けにご案内したものです。
リトリート気分で楽しむ過去の交流会の様子はこちら
振り返り会についてはこちらをご覧ください☆
リトリートとは?
まずは簡単にリトリートについて。
リトリートとは、日常生活から一時的に離れ、静かな場所で心身をリフレッシュするための活動のことです。
retreatという単語には、「避難する」「後退する」といった意味があります。
忙しくストレスフルな日常を繰り返していると、こんな状態に陥ることはありませんか?
・自分に向き合う時間がない
・周りの情報に振り回されてしまう
・自分には無理だと制限を先にかけてしまう
こんな時、自分自身を日常から物理的に引き離し、非日常的な場所でゆったりと過ごすことで、外部の刺激から自分を解き放ち、心の平穏を促すことがリトリートの目的です。
落ち着きを取り戻した心身の状態であれば、集中力が増したり、狭まっていた視野を解放することで内面的な成長や気付きも得られやすいです。
古民家リトリートのステップ
リトリートに決まったやり方はないと思うのですが、今回古民家をお借りしてのリトリートを考えるにあたり、次のような3ステップでやってみることにしました。
ステップ1:セットアップ
緊張をほぐした後、自分の向き合いたいテーマを設定します。
ステップ2:リラックス
古民家の空間や周囲の自然を味わいます。身体に意識を向け五感を研ぎ澄ますことで、思考や感情を一旦脇に置き、リラックスやリフレッシュする時間を取ります。
ステップ3:フォーカス
心身共に落ち着いたところで、内省の時間を取ります。設定したテーマについて、一人向き合います。普段はなかなか取れない「内なる自分に集中する時間」の中に身を置きます。
最後に皆で分かち合いの時間を取ります。対話や交流を通じて共感や新たな視点を得ることもまた、体験のひとつとなります。
リトリート当日の様子
会場はこんなところ
会場は、雪深い山里にある築130年の古民家。
振り返り会メンバーのお一人、Sさんのご実家であり、セルフリノベで進化を遂げているお家です。
一週間前まではかなり雪が降り積もっていたので道路状況など心配でしたが、当日はお天気に恵まれ、とてもきれいな青空も広がりました。
気温も12度まで上がり、お日さまの暖かさを感じました。
会場に関しては、古民家の家主であるSさんに多大なるご協力をいただきました。
リトリートのコンセプトを伝え、ひとりで過ごす時間、皆で共有して過ごす時間、それぞれ心地よくいられるよう、空間作りを一緒に考えてくださいました。
前回は2階の広間で過ごしましたが、今回は薪ストーブが主役ともいえる時期なので、1階の薪ストーブが設置されたお部屋を中心に過ごせるようアレンジしていただきました。
古民家リトリートのステップ1:セットアップ
リトリートについての説明と軽いアイスブレイクの後、本日向き合いたいご自分のテーマを決めていただきました。
それを各々紙に書いて封筒に収め、私の方でそれを一旦「お預かり」しました。
これは、次の五感を解放する時間を存分に味わっていただくために、「手に握っている考え事を一旦手放す」ことを形式化したものです。儀式みたいなものですね。
古民家リトリートのステップ2:リラックス
次は、リトリートの醍醐味でもある「非日常空間で心身共にリラックスする」時間です。
古民家の中には、薪ストーブのあるお部屋や外の景色を楽しめる2階のお部屋など、心地よく過ごせる場所がいくつもあります。
また、外に出れば自然が広がっています。
お一人お一人、好きな場所で好きなように過ごしていただき、今という時間に身を置きます。
薪ストーブの炎を眺めたり、お茶を飲みながらちょっと横になって寛いだり…心地よい時間です。
じっと過ごすだけがリラックスではありません。
広く静かで存分に集中できる広いお部屋では、持参した弓道の弓を引いていた方もいらっしゃいました。
心地よい集中と程よく体を動かすことが、心身のリラックスやリフレッシュに繋がります。
外に出た方は、Sさんが用意してくださったスノーシューでの雪上散策を楽しみました。
古民家のすぐ裏は小さな山になっており、そこをスノーシューを履いて歩くと、雪の踏みしめる感覚や鳥のさえずりなど五感で受け取れるものが沢山。動物の足跡もあったそうです。
私もスノーシューで踏み固めてもらった雪山に登ってみました。
古民家の2階と同じくらいの高さからの眺めはこんな感じ。
素材と旬を味わうお昼ごはん
各々五感を解放する時間を満喫し、リフレッシュしたら、次はお昼ごはんです。
ごはんの時間も、味や匂い、食感などを味わう「五感開放タイム」の一部です。
簡単ではありますが、地産の旬の野菜をシンプルに調理した根菜汁と地元産白米、そして野菜の箸休めを数品、用意させていただきました。
シンプルがゆえに、出汁や味噌にはちょっと拘りました。
使用した出汁や味噌、お野菜の生産者などを1枚の紙にまとめた「お食事案内文」も用意しました。
自宅でお野菜を作っている方が多く、各ご家庭の畑事情やお野菜の食べ方などの話題で会話も弾む時間でした。
リトリートのステップ3:フォーカス
お昼ごはんの後は「自分と向き合う時間」です。
お一人お一人、古民家のお好きな場所で最初に設定したご自身の向き合いたいテーマについてしばらくじっくり考えました。
思考が立ち止まった時の手助けとなるよう用意したのが、コーチング的な「質問シート」です。これをお渡しし、必要に応じて使ってもらいました。
質問を使って深堀りする手助けとしてよいし、使わなくてもよいです。
しばしご自身の世界に浸り「自分のためだけにある時間」を過ごしていただきました。
おやつと想いをシェアする時間
最後はシェアタイム。今日の振り返りや向き合ったことなど、お好きな内容でお一人ずつお話していただきました。
この時のお供が、皆様に持ってきていただいたお菓子たち。
お菓子は負担のない範囲で持ち寄り制にさせていただきました。
分け合っていただく、というアクションがシェアタイムに通じる感じがします。
お昼ごはんの交流タイムには、それぞれお持ちいただいたお菓子のエピソードを教えていただきました。
昔から好きなお菓子、最近ハマっているお菓子、今日偶然目に留まって(!)買ってきたお菓子などなど…皆さんのストーリーを聞くと、お菓子の味わい方も変わってきますね。
薪ストーブの前でお菓子をシェアしながら、お話を聞き合いました。
そして最後は雑談タイムへ…楽しいひと時でした。
リトリート開催&参加してみて
参加者様の感想
開催後にご協力いただいた参加者様アンケートを読ませていただくと、
「古民家という絶好の設定場所でリトリートできて想像以上に満足」
「とても心地よかった」
「オンラインより距離が近く話が弾んだ」
「食べ物がとても美味しかった」
「もっと時間があればと思った」
等々、それぞれに楽しんでいただけたようでした。
また、このようなご感想がありました。
「リトリートのイメージとしたら静かに過ごす感じでしたが、適度に好きなことで身体を動かす事が大切なんだと、前に攻めの休養はこれだと思いました」
「前に攻めていく休養」とてもいい響きです!
休む、というと、止まる・やめる・じっとしている、そんなイメージかもしれませんが、敢えて別のアクティビティに集中することがリフレッシュにつながるんですよね。これもリトリートのひとつ。体感してくださり嬉しい限りです。
私自身も、運営者という立場ではありましたが、開放的な景色、どこか安心する古き良き(そしてリノベで新しさも融合した)古民家空間、薪ストーブの心地よさなどを、参加者の一人として楽しむことができました。
主催者の課題
とはいえ、自分の中に残る課題も多々あります。
①実は、毎月の振り返りもやってほしかった、というご意見がちらほら…
今回は時間がタイトだったので毎月やっている振り返りはやらなかったのだけれど、短くても時間を設けるとか別のタイミングでやるとかあったほうがよかったかも?
②「ひとりで過ごす時間」と「共有する時間」どちらも設けたが、時間が短かったためちょっと切り替えが難しかったかも?ひとりで過ごす時間と交流時間の配分が難しい。
対面交流できる機会を生かすなら何かテーマを決めてそれについて語り合う会に、逆にひとり時間多めで過ごす会など、目的別に絞って盛り込み過ぎない方がいいのかも?
③テーマ設定の意図を伝えきれなかった気が。テーマ設定は必要なかった?でも内省するひとり時間はリトリートの中で大事なパートなので、その時間が充実したと思ってもらえるよう皆さんへのナビゲートの工夫が必要。
他にも反省点をあげるとキリがありませんが、次回へのフィードバックとして振り返り会のメンバーさんにもご意見伺ってみようと思います。
次回のリトリート開催は未定ですが、もしご興味ありましたら「月イチ振り返り会」へご参加いただけると、案内を受け取りやすくなります。
振り返り会についてのお問合せはこちらから
noteでもリトリートについて触れました↓
最後までお読みいただきありがとうございました。
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