水不足は“防災”の練習期間!今こそ見直したい水の備えと節水
私の住む新潟県上越市では、深刻な水不足が続いています。地域の主要水源のひとつである正善寺ダムの水位は、7月30日時点で12.7%まで低下しました。
私の自宅は節水区域にギリギリ含まれませんが、実質的には市全体に節水が呼びかけられています。
でも、これは実はチャンスなのではないかとも思っています。
災害は通常、何の前触れもなく突然やってきます。でも今回のような節水期間は、水が本当に使えなくなるときに向けた「練習期間」「準備期間」と捉えることもできます。
時間と余裕がある中で節水の方法を考えられるのなら、むしろこのピンチを活かしたいところです。
我が家でも、日頃の防災の備えを見直し、節水のためのアクションを考えるよい機会となりました。備忘録も兼ねてまとめてみます。
我が家の水の備え
①備蓄用の水
災害時に必要な水の量は、成人1人あたり1日3リットルと言われています。
我が家は4人家族なので、3リットル×4人=12リットルが1日あたりの目安です。
保管場所の都合もあり、最低限の3日分に絞って、12リットル×3日=36リットルを常に備蓄しています。
我が家は水道水をそのまま飲めるため、普段はペットボトルの水を消費しません。そのため、手をつけない備蓄として5年保存水を購入しています。
能登半島地震の後には、賞味期限が約2年の水も1ケース追加で備蓄しました。
備蓄はやり始めるとキリがないので、今のところはこれで十分だと感じています。
今回、賞味期限を見直したところ、5年保存水の1ケースが2025年9月までとなっていました。
危ない危ない。確認してよかったー!
この1ケースは夏の間に消費することにし、新たに1ケース購入しました。
↓こちらの長期保存水を購入。楽天でもYahooショッピングでも買えます。
②給水用の容器
非常用持ち出しバッグの中には、5リットル入る折りたたみポリタンクと、2リットルのウォーターバッグを備えています。
もう少し必要かなと思っていたところだったので、今回の節水をきっかけに購入するものを検討してみました。
<形状>
容器は、形を維持するタイプと折りたたみタイプに分かれます。さらに、以下の点も選ぶ際のポイントになります。
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タンク型かバッグ型か
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給水コックの有無
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給水口の大きさ
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乾かしやすいかどうか
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自立するかどうか
<サイズ>
バッグ型は片手で持てるサイズのものが多く、3リットル・5リットル・8リットル・10リットルなどがあります。タンク型も5リットル〜20リットルとさまざまです。
我が家では以下の条件を優先しました。
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保管スペースを取らないこと
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持ち出ししやすいこと
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女性や子どもでも持てる重さであること
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水を注ぐ際にこぼれにくいこと
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アウトドアなどでも活用できること
以上をふまえて選んだのが、こちら。
「容量8リットル・折りたたみ式・コック付き」のウォーターバッグです。2枚セットなので、16リットル分をこれで賄うことができます。
ちなみに、丈夫な5年保存水のペットボトルも、空になったら容器として再利用を想定しています。
③ポータブル浄水器
給水用の容器は、「給水できる水がある」ことが前提ですが、それすら難しい状況になることも想定しておきたいところです。
そこで、山水や雨水などをろ過できるsawyer(ソーヤー)のポータブル浄水キットを用意してあります。
半永久的に使える?!らしいので、ひとつあると安心です。
私が購入したものは楽天では売り切れでした。シリーズ品はこちら↓
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無理せず始める節水対策
我が家の節水アクションは、”必要以上に水を使わない工夫”から始めました。
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お米のとぎ汁を花壇の水やりに利用
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シャワーの出し始めの冷水はバケツに溜めて掃除などに使用
(今は毎日シャワーですが、そうでない日も湯船のお湯を次の入浴まで残しています) -
プラスチックトレーの汚れは水を使わず拭き取ってから洗う
(上越市の節水区域の資源ゴミの出し方も変更になりました) -
洗濯コースの見直し:通常2回すすぎ→1回へ、手洗いコースは3回→2回へ。
使用中の洗濯洗剤はすすぎ1回でOKな「浄」を数年前から使っています。
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- 水を多く使う料理や洗い物が出やすい調理を控える
(例:茹でうどんをレンジ調理/大皿を使わずワンプレートに)
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洗い物をするときは事前に拭き取り、最小限の洗剤と水で対応
(重ねて置いた食器を、すすぎ水で一緒に流すなど工夫)
◆番外編:水が使えない時用に備蓄している生活用品
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ドライシャンプー
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ウェットティッシュ(赤ちゃんのおしりふきにも使える大判タイプ)
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はみがきシート
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防災トイレセット
まとめ
我が家の節水・断水対策は以下のとおりです。
■ 水の備え
・備蓄用の水
→5年保存水を3日分+予備で18リットル
・給水用容器
→8リットルの折りたたみウォーターバッグ+非常持ち出し用で5リットル&2リットルの容器
・ポータブル浄水器
■ 節水対策
”必要以上に水を使わない工夫”からスタート。
→使った水をそのまま流さず再利用する、従来使っていた使用量を見直す、等。
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皆さんのご自宅ではどのような水の備え、節水対策ができそうでしょうか。
全国的に雨が少なく、今後も水不足に直面する地域が増える可能性があります。日本は元々災害大国ですから、引き続き南海トラフ地震をはじめとする大規模災害の発生により断水や水不足に直面することも十分に考えられます。
だからこそ、日頃から備えること、定期的に見直すことを大切にしていきたいですね。
それにしても、ここまで雨が降らないと、新潟県の名産であるお米にも大きな影響が出そうで心配です。
1日も早く、恵みの雨が降りますように。
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