一年の前半を振り返り。あなたの1年はどう変化している?
6月末はちょうど一年の折り返し地点。
年始に掲げた抱負や目標、覚えていますか?
その時の気持ちは、この時点までにどのように変化してきているでしょうか。
「あっという間に半年終わった…」
「何にもしないうちに半年経ってしまった…」
もしそう感じるのなら、この半年間の振り返りをしてみませんか。
※記事の最後に、ダウンロード可能な「今年上半期の振り返り」ワークシートを添付しています。
振り返る意味
振り返りって地味な作業ですし、なんなら面倒くさいって思う方もいると思います。
でも、私たち人間ってやっぱり、忘れていることや自分の注目から外れていて意識化できていないことが必ずあります。
頭の中で分かっているようなつもりになっていても、実際書き出してみたり言葉にして喋ってみたりすると、思わぬ気付きを得ることに繋がります。
逆に、フォーカスしすぎている物事については、振り返りをすることで、ただ考え悩み続けるのではなく、どうやったら今の状態から抜け出せるかを見つけ出しやすくなります。
頭の中でグルグル考えていても先には進めません。
鉛筆で紙の上の同じ場所を何度もグルグル描いてたら、紙に穴が開いてしまいますよね。
でも、グルグル描きながらもその場所を少しずつずらしていくと、新しい空白へ進んでいけます。
グルグルと思いを巡らすことは、決して悪い事ではありません。
ただ、同じ場所で回り続けていると、心が疲弊したり、いつまでもなんとなくすっきりしなかったり、もっとひどくなると、その場から動き出せなくなったり自暴自棄になったりしてしまいます。
だから、敢えて時間を取って、自分と対話する時間を持つことが大切だと私は思っています。
考えるなら、立ち止まってよりは動きながらのほうが、少しずつでも先に進めますから。
自分との対話時間
月に一度、自分の内側・外側を振り返って、未来に繋げるアクションを設定する会、
「月イチ振り返り会」
をオンラインで開催しています。
6月末の回では、今年上半期を振り返るワークシートを使って、具体的な質問に答えていただきました。
振り返りは、自分との対話です。
今回は6カ月を通しての振り返りとなるので、いつもよりその対話時間を長めに取り、参加者の皆さん各々で書き出しワークを行いました。
今年の上半期を振り返る質問
今年前半の出来事
まずはこの半年間に起こった出来事を思い出すところから始めます。
Q1. 今年前半(1月~6月)で自分にとって影響があった出来事は何ですか?
そこからどんな「感情」「気付き」「変化」を得ましたか?
出来事の大きさというより、自分への影響度で見ていきます。
そして、大切なのは、そこから何を得たかということ。
自分に影響が大きかったという事は、そこで何かしら得たり、逆に手放したり、前に進んだり、立ち止まったりしているのだと思います。
いいことだけである必要はありません。
例えば、昨年の私だったら、
「体調を崩し入院することになった。滞っていた自分業を見直すために与えられた休養期間だと思うことにして、一旦立ち止まることにした」
こんなことでもいいのです。
(ちなみに、私の上半期の振り返りの内容はこちら)
年始に立てた抱負の進捗確認
続いて、年始に設定した”今年の抱負”が今時点どうなっているか、確認します。
Q2. 年始に設定した「今年の一文字」はどう変化していますか?
「今年の一文字」とは、一年の目標や過ごし方を意味したり連想させたりする「一文字」のことです。年始にワークショップを開催しました。
その「一文字」の半年経った時点での状態を見て、下半期の過ごし方などに軌道修正をかけるきっかけにします。
満足度の点数化
次に、今時点での満足度を点数化してみます。
Q3. 今時点の「2024年の満足度」を100点満点で点数化してみましょう。
なぜその点数にしましたか?Q4. 年末にはその満足度が何点になっていたらいいと思いますか?
自己評価で全く問題ないので、今の気持ちを数字に置き換えてみます。
達成度ではなく、あくまで今、どれだけ自分自身に満足しているか、という観点で考えます。
アクションプラン
そして最後に、下半期の具体的なアクションを決めていきます。
Q5. 年末に目指したい満足度(Q4)から現在の満足度(Q3)を引いた差は何点ですか?今年後半にどんなことをしたら、その差が縮まりそうでしょうか。具体的な数字や期限に置き換えて、アクションプランを決めましょう。
ただ「〇〇をする!」と宣言するだけでは、実際にはなかなか実行しにくいものです。
具体化、数値化、期限の設定は、行動に移すために欠かせません。
例えば、痩せたいから何かしなくてはと思っている人がいたなら、
「痩せるために朝ランをする」
「週3回は朝10分のランニングをして体重の経緯を毎日記録する。年末にはお気に入りの服を着て忘年会に参加している」
どちらが、モチベーションを持って具体的に実行しやすいでしょうか?
大きな目標を立てる必要はなく、小さく小分けにして一個ずつ完了させていくだけでも達成感は高まります。
コミュニティだからできること
参加いただいた方からの声です。
・ワークをやる前は満足度の点数は低かったけれど、振り返ってみると自分は意外とやってる!ということに気付けて、30点くらい点数をアップさせられた。
・自分のできていること、途中のこと、まだ実践できていないこと等、振り返りながら焦りを感じた。上半期は大きな節目があり以前より自分に注力できるようになったので、今年後半を充実させたい。
・(今年の一文字を意識することで)これまで自分を責めるばかりだったが、一呼吸おけるようになってきた。
また、このような感想もいただきました。
「振り返りはなんとなく考えればいいや、くらいに思っていたけれど、じっくり見直すことで気付きがあった」
「文字にして、言葉にして、人に聞いてもらうと、次へのステップになる」
振り返りはひとりでもできます。でも、自分のためにじっくり時間を取り、文字にして、それを誰かに聞いてもらう、それはこのようなコミュニティだからこそできることです。
そこが振り返り会の良さだと思っています。
★ご自由にダウンロードできますのでご活用ください。
上半期の振り返りワークシート(PDF)
★振り返り会については、こちら
★私の2024年上半期の振り返りをまとめたnoteです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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