プロセスラーニングとは?経験から学び成長サイクルを回す!

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私たちが何かを達成する過程、例えば、

ウォーキングを習慣化するとか、
資格試験に合格するとか、
仕事で成果を出すとか、
徹底的に断捨離して片付ける、
などどんなことでも−

それらが簡単ではないことほど、試行錯誤が必要になってきます。

試行錯誤とは、経験から学んでいくことです。

今回は、経験の過程から得る気付きや学びを次の成長に繋げていくプロセスラーニングについてご紹介します。

経験学習という言葉でならば、聞いたことのある方もいるかもしれません。

プロセスラーニングとは?

先日、一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミー主催の講座、
「Well-being Prosecc Learning−メタ認知力と経験知性を育む−」
を受講し、経験学習の大切さを改めて学びました。

プロセスラーニングとは、
体験に伴うプロセスに焦点を合わせ、そこから気づきと学びを得ること。
また、行動と結果のみに目を奪われず、成長発達やウェルビーイングに必要な事柄を見つけていくこと。

ただ闇雲にもがいているだけでは、なかなか出口が見つからないかもしれません。

また、これまでやってきたこととの関連性に気付けず、「意味がない」「なにもできていない」といった気持ちに囚われてしまってはとても勿体無いです。

努力が成果に繋がらない、同じ失敗を繰り返してしまう・・・

こうした悩みがある方にとても役立つと思いますし、
人を育てる仕事をしている方(教師、コーチ、子育て中のお母さんなど)にとっても、このスキルは非常に手助けになると感じます。

出来事を客観視し、事実を認知する

ところで、なぜこの講座を受講したかというと、
私が毎月月末(日程によっては翌月月初)に開催しているオンライン無料ワークショップ「月イチ振り返り会」で役に立ちそうだと思ったからです。

振り返り会では、一か月間のご自身の身の回りの出来事や心の変化などを振り返っていただき、できたことやうまくいかなかったことなど、あらゆることを自分の内側から一旦離れて眺めていただきます。

次に、より良くするためのアクションプランを設定、宣言します。

この大まかな流れは、プロセスラーニングのモデルとかなり似ており、答え合わせをしたような気持ちでした。

ある出来事に対して、うまくいったとしても、そうでなかったとしても、
やりっぱなしにしないで振り返り、学びに変えていけば、私たちはほんの少しずつでも成長していくことができます。

例えば、

「人との約束の時間に遅れた」

という出来事があったとします。

相手に対しての申し訳ないという感情だったり、自分は時間を守れないダメな人間だ…なんて落ち込んだりしたかもしれませんが、それは一旦脇に置いて、なぜ時間に遅れたのかという事実について振り返ります。

・出発直前に不測の事態が発生して出発が遅れた

という理由だったとすれば、

・不測の事態は想定できない、ならば出発時間の設定を見直す

・そもそもギリギリに出発していた理由は何か深堀する
(ex.家事が終わらないのだったら、やり方を変えてみるとか割り切るようにする)

といったように、小さな軌道修正をかけていくことで改善が期待されます。

責任感が強かったり自分に厳しい人であるほど

「私は時間にルーズな性格だからダメなんだ」
とか
「次からはきちんとしなきゃ!」

といった自分攻めをしがちですが、

それよりも自分の行動を客観視して、自分の特性に合わせた改善ポイントを探る方が、自分に優しい試行錯誤ではないでしょうか。

逆に、

「仕事に集中でき、一日機嫌よく過ごせた日」

があったなら、その理由を深堀りしてみます。

・前日の夜、いつもより早く寝た

・寝る前にスマホをダラダラいじらなかった
(睡眠の質が上がったかも?)

事実を振り返ってみると、うまくいったことに繋がるアクションが見つかるかもしれません。

それをまた実行すれば同じ結果を得やすくなります。

例えば、仕事に集中していきたい期間だけでもスマホをいじらず早く寝よう、と意識できるわけです。

8月の月イチ振り返り会

8月の振り返り会で、このプロセスラーニングについてシェアさせていただきました。

いつもご参加いただきありがとうございます^^

月イチ振り返り会は、LINE公式アカウント登録者様限定の無料ワークショップです。
こちらのアイコンをクリックしてお友達登録していただけると、案内を受け取れます。

こんな会です。

振り返り会の内容は、私自身の経験から「これをやったらいいかも」というものを基盤にしていたのですが、
プロセスラーニングを学ぶことで、自分が伝えたかったのはこういうことか、と改めて気付くことができました。

プロセスラーニング提唱者で、講座の講師でもある渡邊義先生が作成した「MBCプロセスモデル」のフレームをご紹介し、このモデルに当てはめて振り返りを行いました。

私のワークは粗削りなところもあったので、流れが分かりやすくなったと思います。

振り返りは「目的」を再確認するアクション

MBCプロセスモデルには、

(そもそもなぜそれをやりたいのかという)動機・目的

を書き込む欄があります。

そう、大事なことは、
成長・改善サイクルを回していくことで、「あなたがやりたいことに取り組む動機・目的」と「実際の出来事」が近くなっているか確認することです。

また、振り返りを続けていくうちに、
ぼんやりとした動機・目的がはっきりと輪郭化したり、逆にこれは違うかも?本当の目的はこっちかも?と気付くきっかけにもなるかもしれません。

参加いただいたお二人に、それをやる目的はどんなことですか?と伺ったところ、

・今一番大事なことに集中するための健康づくりの習慣化

・健康と体力の維持

と、それぞれの想いを教えてくれました。

(私もここ最近の試行錯誤テーマが「健康」だったので、振り返りワークの後は3人で健康についての話で盛り上がりました。ホント健康大事です…)

振り返り会はこんな方におすすめ

すごく大きな目標や目的を掲げる必要はありません。

小さな習慣を身に付けたい

好きでない習慣をやめたい

新しくやってみたいことがある

自分攻めをやめたい

自分に自信がない(ので自信をつけたい)

こういった思いがある方に特にお勧めの会です。

自分が在りたい姿に少しずつ近づいているという実感が湧くと、今という時間の幸福度が上がります。

結果自体がゴールというよりは、日々それに向かって進んでいるのだという前向きな実感と人生の充実感を得ていくことが、真の目的です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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